おやじの子育て奮闘記(4歳)


2004年11月某日 :  保育園の文集

息子の保育園では、父母は何か一つ委員をやらなければならないことになっている。夏祭り委員、バザー委員、父母会役員、・・・いろいろあるのだか、オヤジは「文集委員」というのをやっている。総勢20人弱。文集のテーマを決め、原稿を集め、印刷、製本、配布とやるわけだが、当然自分でも原稿を書くはめになる。

●というわけで、書いた2つの原稿
(1)息子の未来予想図
(2)息子のマイブーム
あまり良い出来ではないが、記念にアップしておこう。



(1)息子の未来予想図

■オヤジと違って 女性にもてる?

イケメンになるかどうかは分からない。しかし、女の子を引きつける 何かすごいキャラクターを持っているように思うのはオヤジだけか。

 ひょうきん者で頑固者、しかも喧嘩が強い。叱られると分かっていても平気で悪さをする。好き嫌いははっきり言う。さらにオッパイが大好き。オッパイの大きなお姉さんに抱っこされるとすぐに「もみもみ」をしたがる。(何て野郎だ!)

ということは・・・

ワッと笑わせておいて、目星を付けた女の子にはガンガン迫る。10回断られても平気で迫りまくる。おまけに適度に助平!てなところか。いやー羨ましい。オヤジに10分の1でも息子の素質があれば、もっと楽しい青春時代を過ごせたものを! と、もてなかったオヤジは思うのである。


■オヤジと違って 金が貯まる?

女の子にもてそうな息子・・・「色男 金と力はなかりけり」と言うが、うちの息子はそうではない。きっと金持ちにもなるに違いない。息子の耳をご存じか。米粒が乗る「福耳」である。それも3粒も乗るのだ。日々の生活にひーひー言っているオヤジと違って、黙っていても金が貯まるかも知れない。いやーうらやましい。


■しかし・・・・

しかしオヤジが息子に望むのはそんなことではない。

オヤジが本当に望むのは

「いざという時、女の子を護れること」
「いざという時、苦しさに耐えられること」

そして
「いざという時、男らしく振る舞えること」

そう、男に惚れられる男になってほしい。




(2)息子のマイブーム

■息子の好きなものは「新撰組の歌」

新撰組といっても、(2004年)大河ドラマでやっている三谷幸喜のヤワなやつではない。昭和40年代の栗塚旭主演の白黒時代のテーマソングだ。意味は分かるはずもないが、オヤジがよくビデオで見ているので自然と覚えて、自分でも歌いたがる。

「おとうさん、しんせんぐみのうた、うたおう?」といわれるとオヤジも一緒に歌い出す。

はなのーふぶきーか ちのあーめかー
こよーいー しらーはーに ちるーはーなにー
まこーとー いちーじーに いのーちーを かけーて
しんーせんーぐみーはー けんーをーとるー 

1.            
花の吹雪か 血の雨か      
今宵白刃に 散るは何      
誠 一字に 命を懸けて     
新撰組は 剣を取る       

2.
明日はこの身が 散らば散れ
燃える命に 悔いはない
月に雄叫び 血刀かざし
新撰組の 旗はゆく


最近は バージョン2もお気に入りだ

1.               
比叡颪(おろし)か 京嵐     
誠一字に 花と散る        
丈夫(ますらお)たちの雄叫び高く 
新撰組と 人は呼ぶ        

2.
月影冴えて 都路に
若き命は 火と燃ゆる
加茂の流れを 段だら染めて
明日は屍を晒すとも


はてさて末はどんな豪傑になるものやら。願わくばオヤジが生きているうちは、やたら散らないでほしいが…。





●そういうわけで、今年の年賀状(つまり2005年正月用)の図案に、新撰組の旗を入れることにした。





2005年4月某日  無くなった預金通帳

●息子は4歳のくせに預金通帳をもっている。嫁さんが作って毎月いくらか息子のために貯めてやっているらしい。 ところが最近、それを持って出勤した嫁さんが、どこかでなくしてしまったというのだ。家中探してもないので、きっと外で落としたとしか考えられない。通帳の中には3000円はさんであったらしいので、「これはもう戻ってこないな!」ということで、嫁さんがすぐに取引停止措置をとった。幸い、通帳を悪用されて預金を引き出された、ということもなかったらしく、一件落着かと思われたが・・・・・

●数日後、警察署から連絡が来て「通帳が交番に届けられたので取りに来てほしい。」とのこと。 おやおや、戻ってきたか・・・とオヤジが受け取りに行くと、何とお金もきちっと3000円入っているではないか。これはまだまだ日本社会も捨てたもんじゃないな。

●拾ってくれた方は「急いでいるので・・・」ということで電話番号だけ残して立ち去ったとのこと。どんな人が拾ってくれたのだろう・・・買い物途中のおばさんかな、それとも・・・そこで一言お礼の電話をと思ってダイヤルしてみると、

若い女性の声:はい、○○○○でございます。(え?お店?何かやたら明るい雰囲気、お花屋さんか何か?・・・)

オヤジ:あのー ○○町に住んでます、○○と申しますが、先日、息子の通帳を交番に届けて頂いたそうで、お礼を一言と思いまして・・・(以下省略)

●結局、そこは駅の近くにオフィスを構える有名な会社だった。拾ってくれたのはそこのOLさんで、電話したその日はたまたま会社にいないとのことだった。そこでとりあえずお礼の伝言だけ伝えてもらうことに。

●後日お礼状を一筆書き、手元にあった商品券(1000円)を1枚同封して郵便ポストに。これで一件落着となった。しかしお礼状書くとき、「俺はこんなに字が下手だったかな???」と妙に悲しくなってしまった。最近、文章を書くのは専らパソコンのキーボードだから、字は下手になるわ、漢字は忘れるわで、だんだんアナログ人間失格となりつつあるようだ。しかし、お礼状ぐらいきれいな字で書きたいものだよな。汚い字で書いたお礼状なんて、読む側も迷惑だろう。そうだ、息子には習字を習わせよう。



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