おやじの子育て奮闘記(2歳)

2002年7月某日 :  どこまでも行こう!

●我が子も満2歳になった。これまでたくさん写真を撮ってきたが、今年の5月に房総に行ったとき撮った写真が、おやじは一番気に入っている。 他人が見ても別にどうということはない写真だが、おやじはすこぶる気に入っている。 この写真を見ているとつい口ずさみたくなる。 
どこまーでもゆこうー
道はー 厳しくともー
口ぶーえを 吹きなーがら
歩いーてゆーこーおう 
・・・どこまーでも、どこまーでも 歩いーてゆーこーおう



●いつかは親元を離れひとりで歩いていくことになる息子よ、しっかり歩いていくんだぞ! 満2歳の誕生日おめでとう!





2002年 9月某日   おばあちゃんの知恵

●9月に4日間、息子を連れて里帰りをした。 息子にとっては5ヶ月ぶりの九州だ。 前回は嫁さんが息子を連れて行き、おやじは留守番。この時は、嫁さんをなめてかかっている(とおやじは思っている)息子が、 さんざんわがままぶりと乱暴者ぶりを発揮したらしく、故郷(さと)の評判は最悪だった。 「んまーッ、この子は!!」という場面がずいぶんあったらしい。 (自宅でもそうだから仕方ないといえば仕方ないが・・・) 

●しかし今回はおやじが息子を連れて、嫁さんは留守番。 前回の汚名を返上すべく、満を持しての里帰りとなった。 幸いおやじの言うことはよく聞く息子に、ジジ・ババたちもひと安心した様子だったが・・・

●そのおやじでも、どうにもならないのが息子の食欲。 食が細いのかなかなか食べてくれない。 特にご飯を食べない。 「うーむ、味が付いてない白米はおいしくはないだろうなあ。自分も小さい頃はそうだった。」という思いがあるので、おやじも食べさせるときに、いまいち気合いが入らない。

●と、そんな時、ババ様(おやじの母親)がよいことを思いついてくれた。 焼きノリを適度に切って、それでご飯を包んで食べさせたら、 何と息子は次から次にモリモリ食べ始めたのだ。 「うーむ、この手は使える!」 と確信したおやじは、 自宅に戻ってからさっそく「この手」を使うことにした。

●自宅での朝食の担当はおやじだ。 まず朝起きたら、テーブルに次の4つを用意する。
  • 焼きノリ
  • 息子のご飯
  • 醤油を垂らした小皿
  • 息子用の取り皿
息子を席に座らせたら、 おやじが焼きノリを適度に裂き、ご飯をのせて1口大に丸め、醤油をちょっとだけつける。 そしてそれを1つ、息子の取り皿にお置く。 息子はそれをスプーンで食べる。 食べ終わったらまたおやじがノリ巻を1つ作ってやる。 こういう作戦だった。ところがやってみると、うれしいハプニングにおやじは大喜び。

●小さなのり巻きを作っているおやじの「箸使い」をじーっと見ていた息子が、「アー! アー!」といって(ボクにも箸を使わせろ)と訴える。 試しに子供用の箸を渡し、「こうやって持って、こうつかんで、こうやって食べるんだぞ!」と教えると、下手ながらも何とかのり巻きをつかんで食べるようになった。「おおーッ!2歳で箸を使い出したぞ!」・・・またまた親ばかぶりを発揮して無邪気に喜んでいるおやじの姿がそこにあった。

●もちろん、箸で食べるといっても、正式な持ち方ではない。しかしそのうちに少しづつ訓練していこうと思う。 ウーム、これでまた1つ楽しみが増えたぞ! それにしても、もとはといえばお袋のちょっとしたアイデアから出てきたものだよな。 たまには里帰りして、ジジ・ババの知恵を拝借するのもいいものだ。 





2002年 10月某日   病気

●ことの始まりは夏の暑い夜だった。 仕事をしていたおやじは急に背筋に寒気を感じた。(といっても幽霊が出たわけではない)。 「おや?」と思っている間にだんだん悪寒がひどくなり、 頭痛まで始まった。 「そういえば朝から扁桃腺が痛かったなあ。」  悪寒、頭痛、扁桃腺 とくれば「風邪」だよなあ。 でも、風邪を引くような不摂生はしていないし、ポンポン丸出しで昼寝をした、なんてこともないし・・・・?? おまけにこの急性の症状、普通の風邪にしてはえらく強力な感じがする。 おかしいなあ・・・と思いながら家に帰ったが、食欲もない。 服を着替えるのがやっとで布団にもぐり込んだ。

●翌朝起きると、少しは楽になっていたが、悪寒、頭痛、扁桃腺はおさまっていない。 ・・・と、その時嫁さんが衝撃的な話をし始めた。

嫁さん: ○○君(息子のこと)、 保育園で「飛び火」をもらってきたでしょう?
おやじ: うん。 まだ治ってないんだろ?
嫁さん: 飛び火の原因には2つあってね、 ひとつは「黄色ブドウ球菌」。 もうひとつは「溶血性連鎖球菌」というのね。
おやじ: ふーん。 ・・・それで?
嫁さん: 「溶血性連鎖球菌」は略して「溶連菌」というんだけど、 大人にも感染するのよ。 で、もし感染したら、ひどい風邪症状が出るのよね。
おやじ: (ひどい風邪症状・・・) それだ! 息子の飛び火の菌がうつったんだ、この野郎! (といって、寝ている息子をにらんだところで、どうしようもないんだが・・・・)

●嫁さんによると、「溶連菌」というのは感染力が強く、治るのに2,3週間はかかるらしい。仕方ないからおやじは観念して病院に行きましたよ。 病院で薬もらうのって何年ぶりだろう。 普段、めったなことでは病院には行かないおやじは、 何となく屈辱的な思いをいだきながら家路についた。 まあ、ありがたいことに、悪寒と頭痛はすぐにおさまり、扁桃腺の腫れも1週間でひいたのだが・・・・ 

しかし、これで終わりではなかった。 忘れた頃に今度は鼻に来たのだ。 毎日毎日、「青ばな」が止まらない。 朝起きると、青ばなの固まりで鼻の奥がおおわれている。「今夜、寝ているうちに、鼻の穴がふさがって窒息死するんじゃなかろうか・・・・」 というバカな不安をかかえながら耳鼻科に行くと・・・・

  医者 : うーん 急性の蓄膿症になってるね・・・

「なに?! チクノウショウ?」 生まれてこの方、そんな病気とは無縁だったおやじだぞ。・・・・くそーッ!)、これもあの「溶連菌」の仕業か・・・・おーーい、息子よ。 これ以上おやじを苦しめないでくれ。

●ということで、 「青ばなの大量生産=蓄膿症」という生まれて初めての経験にとまどいながら、 嫌いな薬を片手に悪戦苦闘するおやじであった。 

●一方息子の方はというと、とっくの昔に「飛び火」は治り、 元気に保育園で遊んでいる。 気になることといえば、おむつを替えるとき、よくおチンチンを引っ張っていることぐらいかな。 「痛いの?」と聞くと「ウン」とうなずき、「かゆいの?」 というと「ウン」とうなずく。 見た目には何ともなさそうだが・・・まあ、そのうち仕事に暇ができたら医者に連れて行くことにしよう!

ところが、そんな悠長な話ではなかった。 な、なんと、またおやじにうつったのだ。何がって・・・こんどは「インキンタムシ」・・・・アーッ!またやられた! 息子はインキンまでもらってきて来ていたのかーッ!インキンなんて中学の部活以来だ・・・しかし毎日風呂には入っているのになあ・・・っと、昨日は入らなかったか・・・

   おーい息子よ、もういい加減に勘弁してくれ!


●ところが、これには後日談があり、医者の話によると、おやじの悪寒・頭痛・扁桃腺は「溶連菌」の仕業ではなく、急性蓄膿症の影響で出てきた症状ではないか、とのこと。 ということは 息子の飛び火は関係ない、ということになるなあ・・・。 となると 「インキン」も息子がもってきたものかどうかあやしいもんだなあ・・・ウーーン 

   息子よ、 疑ってごめんな。 このおやじを許してくれ! 

幸い、インキンも治り、蓄膿症も快復しつつあり、まあ一安心・・・と思いきや、 息子のお腹に赤いぽつぽつが・・・。 
嫁さん曰く
多分これ水疱瘡だから、パパ明日お医者さんに連れて行ってね!
かく言う嫁さんは、いま「急性扁桃腺炎」で、仕事を休んで寝ている。熱が39度・・・・ 我が家にはもう まともな人間は誰もいない。




2003年 2月 某日    パパイヤ (その1)

●2歳半を過ぎて、ようやくうちの息子もおしゃべりをするようになった。 世間的に見るとやや遅いほうかもしれない。 実家のおジジは せっかち者だから、

   「まだしゃべらんのか!? ・・・・ 医者に診てもらえ!!」 

とおかんむり。 しかし おやじとしては 

  「医者に見せたところでしゃべるようになるわけじゃなし、
          ・・・・見せられた医者の方も困るだろうさ」 

というわけで、 放っておいた。 幸い「神の摂理」に基づいて ようやくしゃべり始めた、というわけだが・・・・


●現在しゃべっている言葉を思いつくままに並べると・・・・
  • シュノ、メ (ヤスのだから触るな!)   ※息子は保育園で「ヤス」と呼ばれている。
  • マ、イーイ
  • ヨンタキタ (四輪駆動車がまた走っている)
  • アー トカ イーッチャーッ (パトカーが行ってしまった)
  • パパ ー (パパはおならをしたね)
  • ヤス ー (ヤスはおならをしたよ)
  • パパ ヤ (パパとは○○したくない)
  • エッ、コ? (何をしているの?)   ※「どこ」と「何」の区別がまだ曖昧のようだ。
  • エッ、ニ? (今 何て言ったの?) ※都合の悪いときに聞こえない振りをする常套句。

●それにしても、家に帰るなり「パパ、イヤ」と言われると、おやじも がっかりする。 日頃 嫁さんが息子に限りなく甘いので、仕方なくおやじが躾役をやっている。 時にはお尻ペンペンってこともある。 しかしそれは息子の将来を思ってのこと。 好きで「嫌われ役」をやっているわけではない。 なのにその報酬が「パパ、イヤ」では 何とも割に合わないなあ。 といって躾を放棄するわけにも行かないし・・・・・

苦労は続くよ、どこまでも・・・・





2003年 2月 某日  パパイヤ (その2)

●嫁さんは(おやじから見れば)子供の扱いが下手である。 というより叱り方が下手である。 だから息子も舐めてかかって、なかなか言うことを聞かない。 しかし、そんな息子もおやじといるときは、そこそこおとなしく、そこそこ腕白で、おやじの言うことはよく聞く良い息子である。 


●貝原益軒曰く
父母 やはらか(温和)にして子を愛し過ごせば、 子怠りて父母を侮り、慎まずして行儀悪しく、気随にして身の行ない悪しく、 道に背く。 父たる者、威ありて恐るべく、行儀ありて手本になるべければ、 子たる者恐れ慎みて、行儀正しく孝をつとむる故に、父子和睦す。   ・・・・・  子の賢不肖、多くは父母の仕業なり  (和俗童子訓)


●これは、 今日たまたま見付けた結婚前の新聞の切り抜きの一部である。  思えば、おやじのおやじも昔 同じようなことを日頃言っていた。 ・・・「子の賢不肖、多くは父母の仕業なり」 か ・・・




2003年 3月某日     番長の父

●今朝、保育園で聞き捨てならない会話を耳にした。

 若いA先生: あらまーっ、この子は!
 古参B先生: この子 うちの保育園に来てまだ3日目でしょ?
    A先生: 確か○○君っていったわよねえ
    B先生: ヤスに喧嘩を売るなんて、大した度胸よね!

え? 何? ヤス(息子)に喧嘩を売るって そんなに「度胸のいる」ことなのか? ヤスはそんなに恐がられているのか? まだ2歳半だぞ!・・・・知らなかった・・・・。  そうするってーと、 小学生でガキ大将、 中学生で番長 ・・・その時、おやじは「番長の父」 ・・・というわけかあ! うーむ・・・・しかし息子はおやじと一緒にいるときは、歌の好きな「ひょうきん者」なんだがなあ・・・? 

●やっぱりおやじは どうせなるなら「番長の父」より「コメディアンの父」の方がいいな! おい、息子よ。 おまえもどうせなるなら、周りの人に恐がられる存在より、周りの人を愉快にさせる存在になってくれよ。いいな!



2003年 4月某日     遺伝3代


●2月に「何となくおしゃべりをするようになったなあ」と思っていた息子は、日を追うごとにしゃべる言葉を増やしている。 このままいくと、ものすごいおしゃべり男になりそうな雰囲気だ。 おしゃべりだけならまだわかるが、寝言まで言うようになった。スゴッ!  一緒に寝てると明け方、「ダメな!」 とか 「パパ、ちう」とか眠りながら言っている。

●うちの家系は「寝言を言う家系」らしい。 実家のおジジ(おやじのおやじ)は若い頃よく寝言を言っていたらしい。 おやじ自身も寝言を言う。それもかなりはっきりした声で、まるで誰かと会話をしているようだと、周りの人間に言われる。時には明け方、自分の寝言で目が覚めることもあるほどだ。 その遺伝形質が、息子にも伝わっているのだろう。はっきりした声で言うところなどもまったく同じだ。 このまま成長するとどうなるんだろう。

●ところでこの前、 嫁さんと一緒に寝ていた息子は、夜中に突然泣き出し、「お化け、来た」 「お化け、来たの」とおびえていたらしい。(おやじはまったく気づかずに寝ていたが・・・) 2歳8ヶ月の息子が見る「お化け」とはどんなお化けだろう・・・・もう少し話せるようになって、絵も描けるようになったら、聞いてみたい気がする。 (そういえば先日、神社の境内で遊ばせていたら、芋虫のようなのを見付けて「おばけー」と言っていたっけ・・・・)




2003年 5月某日     電光石火

●その時おやじは新聞を読んでいた。 ・・・と嫁さんが騒ぎ始めた。「ヤス、何入れたの!? ちょっと見せなさい・・・・ んもーッ!」 (またいつものように喧嘩が始まったか・・・・)と思っていたら、とんでもない事態になっていた。 息子が何かを鼻の穴に入れて取れなくなったというのだ。 やれやれ、おやじの出番か・・・・

●息子を膝の上で仰向けにさせ懐中電灯で鼻の穴をのぞくと、ずーっと奥の方にキラッと光る物が・・・・(何だこりゃ?) ・・・ とにかく取らなきゃいけないが、道具がない。 工具箱は仕事場に置いてあるし、以前持っていた耳鼻科用のピンセットは置き場所が思い出せない。 仕方がないから普通のピンセットで取ろうとするが、あまり奥なので息子が痛がって泣きわめく。 2時間ほど格闘した末、結局お医者に連れて行くことになった。 幸い呼吸は普通に出来るし、何もしなければ痛くもないらしい。 明日まで我慢させるしかないか・・・・

●おやじの見立てでは、中に入っている物は「ボルト」。 ピンセットでつまもうとしたとき、スルッと抜けてクルッと回転したように見えた。 どうも6角形のボルトの頭が、水車のように縦になってはさまって、クルクル回っているようだ。 おまけにかなり大きい。 (ヘタに素人がいじくって息子の鼻を傷つけてもいけない) と思い、 お医者に任せることにした。

●・・・と、ところがお医者でも取れないのである。 診療台に息子をかかえて座り、動かないように押さえつけ、看護婦さんが頭を押さえ、先生がピンセットで取ろうとするが、うまくいかない。吸い出し器で吸い出そうとしても動かない。・・・・お医者も半分あきらめ気味で

  何でこんなの入れるのかなあ・・・・ 
  おもちゃにこんな小さなネジなんかないはずだが・・・・・

とブツブツ・・・・・(そんなことより早く取って下さいよ!)と泣きわめく息子を押さえながらひたすら心の中でお願いするオヤジ・・・・・

●結局、何回やってもダメで、「仕方がないから、大学病院に行ってくれ」ということになった。 息子は、全身で大泣きした甲斐もなく、鼻にネジを残したままおやじに連れられて病院をあとにした。

●その夜息子は、「ヤス、疲れた」といってひとりで早くに寝たらしい。いつも夜中まで騒ぎまわっているくせに・・・・・よほど体力と精神力を消耗したのだろう。 かわいそうなヤス。 また明日、あの痛い目に遭わせなければならないのか・・・・そう思うといても立ってもいられない。早めに寝たのをこれ幸いと、オヤジは嫁さんと2人がかりで再挑戦。今夜はピンセットと針金。 鼻の肉とネジの間に一カ所だけあいた小さな穴に針金を差し込んで引っ張り出せば・・・・・という思惑だったが、3時間の格闘の末、断念。 疲れたーッ! 

●オヤジも横になるが、心配で心配で・・・やはり大学病院しかないか・・・・・取れなかったら麻酔でもするのかなあ、・・・・・麻酔の量を間違って・・・・・二度と目覚めないってことにでもなったら・・・・・いやいや、鼻の部分だけの局部麻酔だろう・・・・ZZZ・・・

●翌日、大学病院に連れて行ったのは嫁さん。 オヤジは仕事場でデスクワーク。お昼頃電話がかかってきた。

 もしもし、どうだった?
 ダメだった。 ねえ、今から病院に来られる?
 (ゲッ!手術?) どういうこと? 
 時間をおいてもう一度やってみるらしいの。お医者さんと看護婦さんと私3人でやったんだけど、痛がって動くのよ。 だからパパが押さえててほしいの・・・・・
 (しようがないなあ) わかった。15分ぐらいで行くから。

●というわけで病院に行って待っていると、30分ほどして呼ばれた。中にはいると・・・・キャーッ!この大がかりな態勢は何?・・・ドクター4人に看護婦さん、オヤジを入れて総勢6人で再挑戦。麻酔なし!ピンセットを握るは女性のドクター(午前中のドクターは男性)。 先生はおもむろに椅子に座ると「ボク!ちょっと我慢してねーっ」・・・オヤジは (頼みますよ、せんせーい!)と息子の体をギューッ・・・同時にピンセットがにゅーっ・・・・息子の泣き声が「ギャーッ」・・・・「ハイ、取れたー」 ・・・・(えっ?もう?・・・とれたの?) ものの5秒の早業だった。 「電光石火」とはこのことか。 先生有難うございました。 それにしても疲れたよ。 やれやれ・・・・・

●入っていたのは「ボルト」ではなく「ナット」。 息子よ、少し腕白をおさえてくれ!




2003年 6月某日   雨雨ふれふれ

●今年の梅雨は、梅雨らしい。 という表現は変だが、よく雨が降る。 ところで息子は雨が大好きだ。 なぜって、雨が降ると車に乗れるから。 普段おやじは自転車で息子を保育園に連れて行く。 しかし雨の日だけは、車に乗せて送っていくのだ。 車に乗ることが何よりも好きな息子にとって、梅雨はまさに「神様からの贈り物」なのだろう。 朝起きて雨が降っていると、「パパ、雨ふってる! パパ、雨ふってる!」 とニコニコ顔でやってくる。 朝ご飯を食べさせ、服を着せる作業も、いつもよりスムースに運ぶ。 「今日は、パパのブブーで行くよ」と言うだけで、息子もよく言うことを聞いてくれるのだ。 


●雨合羽を着せて、さあお出かけだ。駐車場まで息子の足で5分。  顔に雨があたるのを気にする様子もなく、息子はオヤジと手をつないでトコトコ歩いて駐車場へ・・・。 本人の気持ちを歌にすると、こうだろう・・・・
♪ あめあめ ふれふれ 父さんと 
♪ くるまで お出かけ うれしいな  
♪ ピチピチ チャプチャプ ランランラン 



2003年 6月某日  青筋立てて

●6月下旬、オヤジと息子は9ヶ月ぶりに里帰り。 前回はまだおしゃべりが出来なかったのに、今回はよくしゃべるようになってもどって来た孫を見て、ババ様は大喜び。 大興奮! 息子もそれに答えて大はしゃぎ。 大好きな歌をメドレーで何回も歌ってババ様を喜ばせた。

●息子の得意な歌(何とか歌に聞こえるもの)は次のような曲(カッコの中は息子なりの題名) 
  • 一寸法師
  • どんぐりころころ
  • メリーさんの羊 (めーめーひつじ)
  • チューリップ (さいた)
  • 大きな栗の木の下で
  • 花咲か爺さん
  • もしもし亀よ (かめ)
  • 蛙の歌 (かえる)
  • 七つの子 (からす)
  • 舌切り雀 (すずめ)
  • ちょうちょ      その他もろもろ

●息子のすごいところは、ジジババはもちろん、親戚のおじさんおばさんたちがいる前で、物怖じもせず堂々と歌うことだ。 誉められるとますますその気になり、 青筋を立てて 歌う。 その青筋を見てみんなゲラゲラ笑いながらまた拍手する・・・という具合。 いやー、すごいエンターテナーだよ、おまえは!


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