25  「浦島太郎の感想文」を写してもいいですか?

Q. 時間がないので「浦島太郎の感想文」を写してもいいですか?

A. これはだめです。著作権の問題の他に、次のような理由からです


●「浦島太郎の感想文」は内容的には中学2,3年が書きそうなものにしていますが、テーマの設定や文章そのものは、どうしても「大人が書いたもの」になっています。ですから これを写して宿題として提出しても、「誰か大人に書いてもらったな!」ということは学校の先生にはバレバレです。(国語の先生の読み取り能力を甘く見てはいけません。) 学校の先生は、「下手でも努力した人」には好感を持ちますが、「努力した振りをする人」には嫌悪感を持ちます。第一、「浦島太郎を読んで」では「読書した」とは認めてもらえないでしょう。


●「感想文の書き方」をご紹介したのは、書き方で悩んでいる人のお手伝いをするためであって、宿題の代行をするためではありません。私が書いたものを写して提出しても、あなたの作文力は少しも向上しません。ここはやはり、あなた自身で頑張って書きましょう。 

●ひとことだけアドバイスを…「どうしても書けない、5枚埋めるのは無理」というような場合は、2枚でも3枚でもいいですから、短くてもきちっとした感想文を仕上げましょう。 だらだらした文章5枚より、ぴりっとした文章2枚の方が読み手はうれしいものです。 大学入試の論文試験なら2枚では不合格ですが、夏休みの宿題なら、提出しないよりはるかにすばらしいと思います。


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