19 小学4年生の子供に、どうアドバイスしようかと…

Q.小学4年生の子供に助けを求められていますが、どうアドバイスしようかと…

A.小学校4年生ということですので、少し補足して私の考えるところを述べたいと思います。


●「こうすれば書ける読書感想文」は、中学2,3年〜高校1年向けに書いたものですから、小学生へのアドバイスとは少々異なります。小学生中学年へのものであれば次のようになると思います。

第1話 主人公と自分の生活を比べる・・・という考え方は基本的に同じです。ただし、「あらすじ」が少し入っても構わないと思います。

第2話 書き方の手順・・・については、場合によっては小学生には無理なことがありますので、お母さんなりお父さんなりのお手伝いが必要でしょう。

(1)どういったところが印象に残ったか?
(2)それについてどう思うか?
(3)主人公と自分とを比べてどう感じるか?

そのあたりをそれとなく対話形式で聞き出して、本人の頭の中を整理してやればよいと思います。そして(1)(2)(3)で出てきた内容を

(ア)簡単なメモを書いた上で
(イ)自分の言葉で書けばよい

とアドバイスなさればよいかと思います。特に「メモを取る」作業は大切で、これがきちっと出来るようになれば、一人で文章を書く基礎が出来ると思います。

●なお、読解力や作文力は個人差が大きいのも事実です。小学4年生で「かきかたがわかりました」とお便りをくれる子もいれば、中学生でも「もう少し分かりやすく説明して下さい。」という生徒さんもいます。お子さんの実力にあわせて、どこまで手助けをすべきか、または手助けを控えるべきか、慎重にお考え下さい。



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