14 ヒトラー暗殺の本なんですが・・・・

Q.
「軍の反乱」というヒトラー暗殺の本なんですが、感想文書けるでしょうか?

A.この手のものは興味のある人には面白いですが、感想文を書くとなると工夫が必要です。


●テーマとしては、生と死、何のために生きるのか、何のために死ぬのかというところだろうと思います。

●当時ヒトラー暗殺(クーデター)を計画するということは、「失敗すれば死」 を意味します。それを自ら選んだ人たちの心の中にあった人生観、生きる意味、死ぬ意味とあなたが今持っている人生観、死生観には少なからず「ずれ」があると思います。彼らの生き方からあなたが学ぶもの、感じるものがあるとすればそれは何か…。あなたが60年前のシュタウフェンベルグ大佐であったらやはり、死を覚悟で計画に参加したか・・・

●現在の平和な日本ではあまりなじみのない行動ですが、何かのために文字通り「命をかける(死を賭して何かをする)」ということができるか。平和な世界で普通の生活をしている人にはおいそれと「命を賭けて」何かをするということは出来ません。では出来ないことは悪いことなのか、それとも非難されるべきことではないのか? いざとなれば自分も出来ると思うか・・・・などなど、考えることはたくさんありそうです。



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