11 テーマはどうやって決めるの?

Q.テーマはどのように設定すればいいのでしょうか?

A.実はこれが一番難しいのです。鍵(かぎ)は「材料ノート」の中にあります。


●とにかく「材料ノート」を書いてください。 書かないうちから「テーマは何にしよう????」とか考えても時間の無駄です。 (「浦島太郎の感想文」も、材料ノートを書くまでテーマも何も見えなかったんですよ。)

●さて、材料ノートを作った後、その中からあなたのテーマを決めるわけですが、出来れば作者の言いたいこと(作者のテーマ)と一致した方がいいでしょう。本を読んで「なるほど、作者はこういうことを言いたかったのか!」と分かれば問題はありません。そのテーマに沿って、あなたの材料ノートを完成させればいいのです。

●しかし作者のテーマがよく分からないことも多いでしょう。その場合は仕方ありませんから、あなたなりのテーマを設定するしかありませんよね。材料ノートを眺めて下さい。そして
  • 材料ノートがたくさん埋まっている場面、項目はどれか
  • もっと考えを深めることが出来そうな材料はないか
  • 自分独特の(ユニークな)考え方や体験を書いた題材はないか

という観点から見て、
  1. 人の生き方、学校生活、友情、家族愛、戦争と平和の意味などにつながる素材はないか
  2. この本を読んで、これからの自分の生き方や考え方に影響を与えそうな場面はなかったか

などを考えてみましょう。 これがテーマ選びの基本です。 

●とにかくテーマ選びは難しいのですが、私のアドバイスは2つです。
  1. まず材料ノートを作りなさい
  2. ノートを見ながら、日頃の自分を反省し、将来の自分を考えなさい




Q&Aの目次に戻る時は 「閉じるマーク(×)」をクリックして下さい。